Dolce

・全く新しいダイヤフラム(振動板)採用
Dolce は、スタジオグレードのオーディオを正確に再現するために、全く新しい振動板素材を採用しています。10mm のLDP(LDPE+LCP)振動板は、低密度ポリエチレン(LDPE)フィルムを液晶ポリマー(LCP)と同様の方法で架橋結晶化(crosslinked crystallization)させることで開発された革新的な複合ドライバーです。これにより、超薄型シートが化学レベルで強化され、最終的に引張強度と弾力性が向上します。強力なネオジウム・マグネットと組み合わされたLDP ダイアフラム・ドライバーは、全周波数帯域にわたって全高調波歪みが低く、驚くべき性能を発揮します。LDPドライバーは、オーディオの解像度とトーンバランスを最適化するべく生み出された次世代のダイナミック・ドライバー・ソリューションです。

・自然なチューニング
Dolce の名前は、「甘い」や「甘く」という意味のイタリア語の音楽用語に由来しています。その名の通り、Dolce はその名前の由来どおり楽しくて甘いサウンドに仕上げています。ほのかな暖かみと豊かさ、粒立ちのよい明瞭な音質、そしてバランスのとれた自然な音色を備えています。サブバスはよく伸び充実の音質です。中音域は完璧なニュートラルではなく、より音楽的で楽しいリスニング体験を実現するために、音にわずかな暖かみを持たせるように調整されています。高音域は3kHz でピークに達し、高音域の進行とともにゆっくりと減衰することで、人間の耳の共鳴に完璧にマッチし、自然な音色を与えます。新たに開発されたLDP ダイアフラムは、従来のダイナミック・ドライバーと比較して、高音域の再生が最も自然な表現となり、粗さや不足感を排除しています。Dolce のサウンドは、ステージ、スタジオ、毎日の通勤など、どのような使用ケースにも最適なイヤホンです。

・3D プリント樹脂シェル
Dolce をどのような使用環境にもマッチさせるため、ハウジング素材は超耐久性の医療グレード樹脂で構成されています。シェルは正確な内部音響室寸法で3D プリントされ、どのユニットも同じサウンドを実現しました。耳に安全で快適なフィット感を提供しています。

・着脱式2 ピンケーブル採用
Dolce には、着脱可能な2 ピン0.78mm ケーブルが標準装備されています。ケーブルは高純度OCC 銅で構成され、歪みのない透明なサウンドを提供します。

Quartet

・新しいアイソバリック・ダブル・ダイナミック・ドライバー・サブウーファー
2 つの10mm チタン・ダイアフラム・ドライバーを採用、それぞれがデュアル磁気回路によって独立して駆動されます。このペアのドライバーセットは、位相が同期し、音波のキャンセルを防ぐために受動的に整列されました。Quartet に搭載されている革新的なドライバー・デザインのサブウーファーは、従来のウーファー設計よりもタイトで、速く、深い、非常によく伸びたサブバスのキックを再現しています。Quartet は、必要な低音をすべて提供する楽しいインイヤーモニターを求めるすべての人のためのKiwi Ears の答えです。

・調和のとれたバランス
Quartet は低音域の最適化を目指して開発されたIEM ですが、それでも自然なトーンバランスの両立も達成しています。質感のあるパワフルな低音を提供しつつ、中音や高音に濁りや鈍りを与えないことに重点をおいて製品開発を行っています。低音域を担当するダイナミック・ドライバーを350Hz のパッシブ・ローパス・ネットワークでクロスオーバーさせ、豊かで厚みのある低音をたっぷりと再現する一方、350~1kHz の中域は完全にフラットになるようにチューニングされています。
これらのアジャストメント作業を施すことで、ニュートラルなスタジオ・モニターのような中音域の正確な音色が得られる一方、中低域にはほのかな暖かみが感じられます。Quartet は低音域で轟音を響かせながらも、中音域ではクリーンでフラットなサウンドを実現し、多くのイヤホンに見られる不要な膨張を防いでいるのです。

・カスタム・バランスド・アーマチュア・ドライバー特徴的なサブウーファー・ドライバーの他、Quartet はカスタム中高域バランスド・アーマチュア・ドライバーとカスタム超高域トゥイーター・バランスド・アーマチュア・ドライバーを搭載しています。これらのドライバーは、より多くのエアフローを提供するためにチューニングされた通気システムによって、新しいダイナミックドライバーのバランスに合わせて調整されています。これまでのKiwi Ears 製品と同様に、バランスド・アーマチュア・ドライバーは中音域と高音域の自社目標曲率に合わせてパッシブ・チューニングされています。中音域はボーカルや楽器に鮮明でクリーンなトーンを提供し、鈍くなったり鼻にかかったりすることはありません。高音域は、プロフェッショナルな演奏用途に十分な輝きとディテールを備えていますが、棘のある鋭さや疲労感の少ない自然なサウンドに仕上がっています。

・音質切り替え機構
内部で特定の周波数帯の出力を上下させる物理的な介入を施すスイッチ機構搭載。好みの音質を変化させることが可能です。

・プレミアム・ケーブル
Quartet は、取り外し可能な2 ピンコネクターシステムを採用しており、他の2 ピンケーブルとの接続が可能です。軽量でノイズのないオーディオ伝送を可能にする高品質の無酸素銀メッキ銅ケーブルを標準装備しています。

Quintet

・4 つのタイプのドライバーを片側5 基搭載
Quintet は、ダイヤモンドライクカーボン(DLC)ダイナミックドライバー1 基、バランスド・アーマチュア(BA)ドライバー2 基、平面磁気ドライバー1 基、圧電(PZT)ボーンコンダクター1 基の計4 種類のドライバーを採用しています。両耳に合計5 つのドライバーを搭載したQuintet は、プロ用スタジオ・モニターに匹敵する極めて高解像度のサウンドを実現します。サブウーファーには、DLC の高い応答性と引張強度が特徴の大型10mm DLC ドライバーを採用、衝撃的な低音と速い減衰速度を生み出します。2 基のKnowles 製バランスド・アーマチュア・ドライバーは自然で解像度の高い中域を実現しています。

・Kiwi Ears マイクロ・プラナー・トランスデューサー(MPT)ドライバー
Quintet には新しい平面駆動のトゥイーター・システムを採用しています。MPT(マイクロ・プラナー・トランスデューサー)は、IEM 業界の新しいドライバー技術です。この新しいトゥイーターは、古典的な平面磁気ドライバー回路を搭載していますが、ハイブリッド設計で使用するためにフットプリントが小さくなっています。極めて低いノイズフロアと高い出力容量を持つこの平面磁気ドライバーは、現在ほとんどのIEM に使用されている一般的なBA やEST(静電型)トゥイーターとは
異なる、鮮明で詳細な高音を実現します。最後に、超高音の微細なディテールと空気感を実現するために、圧電ドライバーが採用されました。R&D テストでは、PZT ドライバーの存在は、知覚されるオーディオの解像度、質感、サウンドステージを著しく向上せ、Quintet に追加されるのは当然のことでした。

IEM 業界では、高品質のウルトラトレブルの表現を精緻に実現することが課題でした。BA ドライバーはコンパクトですが、ウルトラトレブルの伸びが小さく、出力や音質にも限界があります。ESTドライバーは出力が非常に低く、他のドライバーの音量にマスクされてしまうことが多いため、マルチドライバー・セットアップで利用するのは簡単ではありません。さらに、EST ドライバーは高電圧では非常に金属的な音になり、不自然な存在感をもたらします。このような理由から、Kiwi Earsは、わずか5mm の小さなモジュール・サイズでありながら、118dB という驚異的な出力を持つ新しいウルトラトレブル・トゥイーターを開発しました。Kiwi Ears MPT ドライバーは、4kHz から40kHz までの高音域を持続的に効率よく発生させることができます。一般的なBA ドライバーやESTドライバーは、8kHz を超えるとトレブル出力が低下します。しかしMPT ドライバーは、14kHz でも4kHz や8kHz と同じ一定の音圧を維持することができます。このため、MPT ドライバーは、BA やDD のような他のドライバー・タイプと出力が似ているため、非常に柔軟にチューニングすることができます。さらに、MPT ドライバーは、EST ドライバーやBAドライバーよりもかなり自然な音色の質感を持ち、組み合わせの中でより良い相乗効果を実現します。

・バランスのとれた音色の特徴
バランスの取れたサウンド・シグネチャーは、Kiwi Ears の中核となる信念です。Quintet は、すべてのドライバー・タイプを組み合わせるというエンジニアリングの難しさのため、開発にほぼ1 年を要しました。しかし、その結果、各ドライバーの最高の特質を正確に反映した、完全にバランスの取れた音色を実現しました。サブバスは強く、速くヒットし、9dB のシェルフを持ち、300Hz でフラットな中音域に移行する。この中低音への移行により、ベース・ギターのノートがミックスされる中低音にわずかな暖かみがありながらも、スタジオ・モニターのような中高域のニュートラルさが保たれます。
これにより、濁りや膨らみのない、自然でクリーンなトーンを生み出します。高音域は、人間の耳のピンナの音響的知覚に合うように3kHz で正確にピークを示し、高音域に向かって徐々に減衰します。そのため、高音域は細部まできめ細かく、きらびやかでありながら、しわがれたり、粗くなったりすることはありません。平面型ドライバーとPZT ドライバーは、40kHz まで高音域に十分な伸びを与え、より高い解像度、空気感、音場感を作り出します。

・プレミアム・ケーブル
Quartet は、取り外し可能な2 ピンコネクターシステムを採用しており、他の2 ピンケーブルとの接続が可能です。軽量でノイズのないオーディオ伝送を可能にする高品質の無酸素銀メッキ銅ケーブルを標準装備しています。

Cadenza

【オーディオファイル・サウンド・バランス】

Cadenzaには現代のオーディオファイルが好むバランスのとれたサウンドを生み出すための音響的なチューニングが施されています。搭載されている10mm径ベリリウムドライバーと最適にマッチするように3Dプリントにて成形されたカスタムデザインのハウジング構造によって実現されています。ハウジングの素材には高品質な医療グレードのレジンが採用されています。

低音はベリリウムドライバーの特徴である響くような衝撃力とアタックスピードを維持するように調整されている一方、減衰スピードを早めています。そのため中音は自然で余計な濁りや膨張を消しています。中音域は、ベリリウムドライバーのスピード感により、豊かでみずみずしく、驚くほどきめ細かいサウンドに仕上がっています。高音域のレスポンスは自然な湾曲で疲れを感じさせず、それでいて微細なディテールに溢れ、空気感のあるサウンドを実現しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【リケーブル仕様】

Catenzaは、その拡張性を高めるために2pinのリケーブル機構を採用しています。Catenzaの優れたベリリウムドライヤーのサウンドをそのまま届けることのできる高品質な4芯編組無酸素銅ケーブルが付属します。

Orchestra Lite

【自然な音 – トーンバランス】

専用にカスタムされたドライバーを採用したOrchestra Liteは、高音域に2基のウルトラ・ツイーター、中音域に4基のミッドレンジ・バランスド・アーマチュア・ドライバー、低音域に2基の大型サブウーファー・ドライバーを搭載しています。

Orchestra Liteの最も重要なポイントは、自然でバランスのとれた音色を作り出すことです。プロのミュージシャンやオーディオ・エンジニアにふさわしい、スタジオ・モニター並みの性能を目指して開発されています。そのため、5つの独立したパッシブコンポーネントを使用した3ウェイパッシブクロスオーバー戦略を採用し、複雑なレイヤリングを施し、全高調波歪みを低減しています。低音はサブベース周波数に限定し、20Hzから200Hzまで8dBのボリュームをピークとしています。

中音域はニュートラルに保ち、200Hzから800Hzまでわずか2dBの差異、濁ることなくほんのりとした温かみを感じさせます。高音域は、2.5kHzに7dBのピークを持ち、10kHzに向かってゆっくりと自然減衰する、人間の耳のピナ(耳介)の知覚に完全にマッチしています。この正確な高音域のエンジニアリングにより、あらゆるディテールやノイズを心地よく聴き取ることができ、音の粗さを感じさせません。Orchestra Liteはプロ用スタジオモニターのサウンドを完璧に反映し、ステージミュージシャン、オーディオエンジニア、そして音楽を意図したとおりに聴きたい音楽愛好家にとって、最高の相棒となるのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【プレミアムオーディオケーブル】

Orchestra Liteは、そのサウンドを最大限に引き立てるために、4芯の7n無酸素銅ケーブルを同梱しています。このケーブルはステージやポータブルでの使用を想定して、意図的に軽量で快適な設計になっています。ケーブル交換可能な2ピンの接続、端子は3.5mmステレオミニプラグが標準装備されています。

 

 

 

 

 

 

 

 

【厳格な品質管理】

Kiwi Earsの各ユニットは、エンジニアによる2回の品質管理検査を受けています。左右チャンネルの周波数マッチングを行い、個々のOrchestra Liteが最高のパフォーマンスを発揮することを保証しています。エンジニアは最高の製品をお届けするために、時間をかけて一台一台手作りで製造しております。Kiwi Ears製品には1年間の保証がついており、いついかなるときでも、また長期に渡ってそのパフォーマンスを発揮できるようサポートします。

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