ナイコム株式会社（本社：東京都品川区、代表取締役社長：釜塚陽太）は、米国「GRADO（グラド）」社より、MI型フォノカートリッジのハイエンド向け『Lineage（リネージュ）』シリーズの最新モデル『Statement3（ステイトメント3）』を2020年11月6日（金）より発売。ステレオ用とモノラル用の2タイプをラインアップしています。

Lineageシリーズ概要

GRADOは2020年よりフォノカートリッジのラインアップを見直し、エントリー向けの『Prestigeシリーズ3』、新たなミッドレンジ向けとしてStatementとReferenceの両シリーズを統合した『Timbreシリーズ』、そしてGRADOのフラッグシップクラスの製品をラインアップする『Lineageシリーズ』の3シリーズにて展開します。

このハイエンド向け『Lineageシリーズ』は、最高峰のGRADOシグネチャーサウンドを提供するために、厳選のマテリアルとGRADOの持つ全ての技術を結集。CEO兼 同社最高エンジニアのJohn Gradoが自ら組み立てを行い至極の製品に仕上げた、まさにフラッグシップクラスの製品をラインアップしています。

Statement3製品概要

『Statement3』は、GRADO MIフォノカートリッジのハイエンド向け『Lineageシリーズ』のベーシックであり、新たな技術で全てに見直しを施した最新モデルです。新しいコイル巻線技術と再設計の4つのコイル、高精度のダイヤモンド針やボロンカンチレバーなど、最新の超低質量発電システムがジャラン製ハウジング内で調和。そのサウンドは驚くほどに緻密でパワフル。広大なサウンドステージの中で全てを正確に再現する、GRADOシグネチャーサウンドの真髄を提供します。

Statement3主な特徴

・ハウジングに硬化処理を施した豪州産ジャラ材を採用

・世界最高峰の安定したトラッキングを可能にする、質量分布を最適化したハウジング設計

・共振低減のため、発電システムと針をモジュール化してハウジング内に搭載

・ボロンカンチレバー搭載FLUX-BRIDGER設計により全帯域で優れたバランスを実現　

・新たなコイル巻線技術と新設計の4コイルユニゾンが可能にする、正確なL/Rバランス

・4段階のシールド処理により、高精度の信号伝送を実現

・L/Rバランスの最適化を実現するツインマグネットシステム

・低ノイズ仕様のフォノステージで最大限のダイナミクス性能を発揮する、1.0mV出力

・高精度加工の楕円形ダイアモンド針による厳密なトラッキング

・CEO兼 同社最高エンジニアのJohn Gradoが自ら最終的な組み立てを実施

・ハンド・メイド・イン・ブルックリンによる確かな品質

■主な仕様

＊上記仕様は2020年10月30日現在の情報に基づきます。品質の向上のため予告無く変更する場合があります。

※FLUX-BRIDGER設計（特許取得済）

発電システムでの駆動部となるカンチレバーの実効質量を最小レベルにする、独自のFLUX-BRIDGER設計により、全ての帯域で優れたサウンドバランスを実現します。

※MI（ムービングアイアン）型カートリッジ

MI型は、MC（ムービングコイル）型やMM（ムービングマグネット）型と異なり、カンチレバーに搭載した磁性体の金属を動かすことで発電を行う方式であり、MM型の派生と位置づけられています。発電における駆動部の軽量化により、優れた過渡特性やワイドレンジ再生を可能にします。

■Statement3製品ページ

https://knicom.co.jp/product/lineage-statement3

■GRADOについて

GRADOは高級かつユニークなヘッドホンやイヤホン、カートリッジを製造するブランドです。ニューヨーク・ブルックリンで60年以上もの間、手作りでこだわりのものづくりをしています。

GRADO公式サイト

https://www.knicom.co.jp/grado/