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GRADOヘッドホン新製品『Signature S950』発売のお知らせ
弊社は、米国「GRADO(グラド)」社のオープン型ヘッドホン新製品「Signature S950」を
2025年4月25日(金)より発売します。
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ブランド | モデル名 | バーコード | 希望小売価格 | 発売開始日 |
GRADO | Signature S950 | 850929008713 | 352,000円(税込) | 2025年4月25日(金) |
多くの受賞歴のあるヘッドホンの設計・製造で世界的に知られるGrado Labsは、最新のオープンバック型ヘッドホン「Signature S950」の発売を発表しました。 先日発売された「HP100 SE」の成功を受け、Signature S950は新たなSignatureラインの第2弾となるモデルです。
同社の伝統である木製ハウジングを踏襲し、本モデルにはブラジリアン・ウォールナットを採用しています。木材の種類によって異なる音響特性を発見する同社の誇る独自ノウハウを駆使し、より分析的なアルミ削り出しのHP100 SEとは対照的に、Signature S950ならではの独自サウンドシグネチャーを生み出しました。
軽量でありながら耐久性に優れたSignature S950は、ブラジリアン・ウォールナット材を採用。 重さはわずか約400gで、長時間のリスニングでも快適な装着感を提供します。一つひとつ手作業で作られるハウジングの木目はすべて異なり、それぞれの製品に唯一無二の個性をもたらします。ウォールナットは密度が高く耐久性に優れており、温度や湿度の変化による膨張や収縮がほとんどないため、安定した音響特性を維持できます。また、このブラジリアン・ウォールナットはアマゾンの熱帯雨林で栽培されており、持続可能な方法で管理されることで地域の生態系保護にも貢献しています。
■製品特徴
・新しい52mm口径ダイナミックドライバー
Signature S950は、Signature HP100 SE向けに設計された新しいGrado 52mm Sドライバーを搭載。この新しい52mmドライバーの開発にあたり、Gradoは歪みを最小限に抑えながら、高域の繊細なディテール、滑らかな中域、力強い低域を兼ね備えた、音楽的かつ調和の取れたサウンドを目指しました。
これを実現するため、ペーパー・コンポジット・コーンを採用し、希土類合金を用いた高磁束磁気回路と組み合わせています。また、軽量な銅メッキアルミボイスコイルを採用することで、ダイナミクスと過渡応答を向上させ、より豊かな音場表現と精緻なディテール、優れたイメージングを実現しました。
Signature HP100 SEは、レコーディング・エンジニアや世界中のオーディオファンから、録音された楽曲の細部を忠実に再現すると高く評価されています。Signature S950は、よりニュートラルでバランスの取れたサウンドを追求し、音楽の表現力を広げることで、リスナーに深く没入できる体験を提供します。
・新しいヘッドバンドアッセンブリー
Signature S950には、Signature HP100 SEで初めて採用された新しいヘッドバンドアセンブリを搭載。長時間のリスニングに配慮し、従来のGradoモデルと比較してパッドの量を50%増量しました。ステンレススチール製のバンドと高さ調整可能なロッドを備え、リスニング時の負担を軽減しながら、カスタマイズされたフィット感を提供します。
アルミニウム合金を精密に削り出してジンバル(ハウジングとバンドを繋ぐ部品)を製作し、ステンレススチール製のハイトロッドを接続部に採用。これにより、105度までのハウジング回転を制限しながら、亜鉛合金のエンドキャップが外れても適切な位置を維持するよう設計されています。耐久性を高め、長年の使用にも耐えうる仕様となっています。
・ヘッドバンドアセンブリの再設計
Grado Signatureシリーズは、引き続き着脱式ケーブルを採用。Signature HP100 SEに初めて導入されたこの新しいケーブル設計は、同社のヘッドホン製品に大きな進化をもたらしました。Signature S950には、6フィート(約1.8m)のGrado Signatureケーブル(6.35mmシングルエンド)が標準付属します。この新しいヘッドホンケーブルは、柔軟性を高めながら重量を軽減し、より耐久性の高い編組仕上げを採用しています。
ケーブルは、4ピンバランス・ミニXLRプラグを介して各ハウジングに接続されます。将来的には、4ピンバランスXLR端子や4.4mmバランス端子のオプションが用意され、様々な長さのケーブルも発売予定です。ユーザーはソース機器や好みに応じてヘッドホンをカスタマイズすることが可能になります。
・イヤーパッド
標準装備されているイヤーパッドは、これまでGrado Labsが生み出してきたハイエンドヘッドホンと同様にEar Pad Gという最も大型のパッドになります。Signature S950には、Ear Pad Fも付属します。異なるサイズのイヤーパッドを装着することで、音の変化が生まれ、ユーザーの好みや音楽のジャンルに応じて最適なリスニング環境を提供することが可能です。
・ブルックリン本社での手作業製造
1953年、キッチンテーブルの上で設立されたGrado Labsは、四半世紀以上にわたり木材を活かした音響技術を追求し続けてきました。Signature S950は、熟練の職人たちの手によって、一台ずつ丁寧に組み立てられています。
作業台から作業台へと受け継がれ、細部までこだわり抜かれたSignature S950。その誕生の背景には、Gradoが積み重ねてきた歴史と情熱があります。
品名 | Signature S950 |
ドライバー方式 | 52mm口径ダイナミックドライバー |
形式 | オープンエア |
周波数特性 | 3.5– 51.5kHz |
感度 | 117dB |
全高調波歪 | <0.1% @100dB |
インピーダンス | 38Ω |
チャンネルバランス | 0.4dB |
本体重量 (ケーブル含む) | 約520g |
本体重量 (ケーブル含まず) | 約400g |
ケーブル長 | 約1.85m |
入力端子 | 6.3mmプラグ |
ハウジングコネクター | 4Pin mini XLR |
付属品 | ヘッドホンケーブル
Ear Pad G Ear Pad F |
*上記仕様は2025年4月現在の情報に基づきます。品質の向上のため予告無く変更する場合があります。
■製品ページ
https://knicom.co.jp/product/S950/